本施設INO(イーノ)の特長は、セリ場や荷捌きなど衛生管理対策(HACCP)を取り入れた市場機能に、見学者通路、展望デッキ、食堂など観光要素を合築させた複合施設で全国にも類がありません。 鉄骨1部2階建、建築面積5,837F、延床面積7,697F、東西126m、南北46m。
INO(イーノ)とは、ギリシャ神話に登場する海の女神を意味します。航海する男たちを見守ってきた女神です。
衛生管理を徹底するため四面閉鎖のクローズ型で、鳥害、風害、粉塵、害虫の防止対策をしています。
壁や天井は突起物をなくし、ホコリなどのゴミが溜まらないように工夫されています。出入り口の全てに「手足洗浄場」を設置し、徹底した衛生管理を可能としました。
明かり窓より自然光を取り込み、採光の妨げになる壁に透明建具を使用しました。場内を明るく保ち、電力消費を抑えます。また、吹き上げ上部に縦型ガラリ戸を設け、自然換気をすることで夏場などの暑い時季にカビや細菌の発生を抑えつつ、涼しい環境を保ちます。
排ガスの出ないバッテリーフォークリフトの使用、ホワイトタイヤの採用(カーボン対策)をしています。
水揚げされた魚貝類はそれぞれに合った保存方法で保管し、セリを待ちます。多くの魚、エビ等は「卸売場」で保管されますが、ろ過殺菌が必要なものには、通年水温を17度に保つ「循環型活魚システム」を使用。冷凍マグロなど低温に保つ必要があるものは「大物売場兼荷捌場」へと保管し品質を保持します。
活魚の取り扱いは、滅菌水の使用、温度管理を施しています。
卸売場でセリ落とされた鮮魚たちは、運びやすいように荷さばき、梱包され、その後プラットホームと呼ばれる大型の出入口より車に搬入し配送されます。すべてがライン化されているため無駄がなく、物流の効率化が図られています。
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吹き上げ上部に明かり窓、選別エリアとは透明な建具を設け、昼間内部の照明の省エネを図っています。
吹き上げ上部に縦型ガラリを設け、空気の流れをつくり夏場でも涼しい環境を図っています。(このガラリは、台風時でも雨が入ってきません。)
ほこり溜まりがないように、壁と天井に突起物はありません。
鮮魚・冷凍マグロ類を扱う場所です。
室温を18度前後以上にならないように、断熱パネルと空調で温室コントロールしています。
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一般の方は、衛生管理対策のためセリ場には入れず、見学通路から見ることができます。
セリ場への出入りは一方通行とし、入口には手洗・足洗場を設け、リフトの出入りも洗浄プールを設けています。
通年水温を17度に定温化した「ろ過・殺菌の循環型活魚システム」です。
貝は、16度。カニは10度等、対応した水槽をそろえました。
天井より「井水」「海水」が出るホースがあり、常に鮮度と清潔さを保ちます。
水揚魚の選別場、選別後は卸売場に運ばれます。 特色として、透明FRPグレーチング建具でエプロンと仕切られ、夜は内部の照明により、光の箱となり展望水門「びゅうお」と一体となって沼津港n夜景を形成します。
沿岸漁船が着岸し、水揚場として使用します。 屋根をエプロン上に張出し、鳥害・風雨対策を施した施設としています。
見学通路は、一般の方はもちろん幼稚園・小中学校などの社会科見学などにも利用されています。
2階の見学通路からは卸売場のセリの様子を見学することもできます。
西デッキからは、大型展望水門「びゅうお」を間近に、狩野川河口、我入道海岸などを見ることができます。
北デッキからは、内港、富士山、箱根連山が眺望できます。
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INO魚食館には、魚食普及、地産地消をテーマとした3店の飲食店があります。
地魚中心の料理を提供する「沼津魚市場食堂」
美味しい鮨づくりのために、素材にとことんこだわった「廻転鮨うお亭」
日本人好みのハワイアンフード&トロピカルカクテルの「Hawaian Food's TONY'S」
INOにお越しの際は、ご利用ください!
営業時間:10:00〜20:00
営業時間:11:00〜21:00
営業時間:11:00〜15:00 17:00〜22:00
飲食店についてのお問い合せは、各店に直接お願いいたします。